白焼き祭り開催中
2017年 02月 02日 (木) 14:19 | 編集
2月は新刊が11点刊行予定となっております。
校正作業も佳境に突入。最終校正となる念校を印刷所に返すと、
印刷直前の段階である「白焼き」が印刷所から出てきます。
目次のノンブル(頁数)をチェックしたり、柱をチェックしたり・・・・・・、
ああ、なぜでしょう。あれほど念校校正でも見たはずなのに、
白焼きになると、なぜか気づいてしまうことが多いのです。
そこでふせんを貼り、印刷所に最終訂正をかけてもらいます。
白焼きを印刷所に返せば、いよいよ印刷→製本→納品。
2月末の納期に向けて、複数の白焼きが出てきています。
いよいよ本格的に白焼き祭り期間に突入です。

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編集T

柳田聖山語録(その5)
2017年 01月 31日 (火) 19:44 | 編集
「学問をする者に、忙しいという言葉を使うな」

これは、柳田先生のお宅へ校正をお持ちして、ご返却時期をうかがった際のこと。
ついうっかり「お忙しいとは思うのですが・・・・・・」という一言を言ってしまったのである。

すると、にわかに目をいからせて、けしからんと一喝された。
学問をする者に対して「忙しい」という言葉を使うとは何事か。
そんな考えなら、もう帰れと追い返されてしまったのである。
なるほど、「忙しい」は世事にかまけるということ。
そんなことにも思いをいたさず、うかうかと言ってしまう姿勢をぴしゃりとやられた。



そういえば、信楽峻麿先生にも似たような逸話があったと聞いたことがある。
大学院の授業でのこと。前の週に指定された本について、
一人一人に質問をされて行かれていた時、ある学生が
「忙しくて、読めませんでした」と答えた。
その一言を聞くやいなや、途端に信楽先生の表情が険しくなり、
一言も発さず黙られたまま、1時間を終えられた。
授業の鐘が鳴るまでの無言の時間が、どんなに恐ろしかったか・・・・・・。
その授業を受けていたお弟子さんから聞いた話だ。

以来、「お忙しいですか」という言葉は、あまり使わないようにしている。

編集T

柳田聖山語録(その4)
2017年 01月 28日 (土) 19:23 | 編集
「法藏館は、売れない本を出せ」

たとえ、もう一度仏教ブームが世の中に起こったとしても、決して売れそうな本に手を出すな。
まず、売れないから。法藏館は、売れない本を出し続けなさい。

「先生、それじゃあ、お給料が出ませんよ~」と、冗談めかして言ってみたが、
目こそ笑っていたけど、先生はかなり本気でおっしゃっておられたようだった。
器用な著者(研究者)がいると、出版社が「売れる本」を次々と書かせる。
有能な研究者は、腰を据えて研究をしなくなる。
そうやって、出版社によって「消費」されることへの警告であり、
出版社への苦言のようであった。

自分たちは著者を「消費」してやしないか。
あれから10年、ずっと、この点を意識しつづけている。

編集T



長谷岡一也先生と打合せ
2017年 01月 23日 (月) 11:28 | 編集
本日は、長谷岡一也先生のご自坊へ、『華厳経法界品梵蔵漢索引』の校正の打合せに行って参りました。
索引の校正紙を前にして、このサンスクリッ語を、チベットではこう訳し、漢語ではこう訳している・・・・・・、
と説明して下さいました。「浄願」「妙願」「本願」、サンスクリット経典を、中国の先師たちが、
苦労されながらもその本意を伝えようとしていく様子が、索引をながめるだけでもうかがうことができます。
長谷岡先生でなければできない、素晴しいお仕事。
出版のご縁をいただいたことに、ただただ感謝の一言です。

編集T

著者、来社。
2017年 01月 20日 (金) 11:28 | 編集
今日は、末木文美士先生がご来社。
先年急逝された、西村玲先生のご著書を出版すべく、ただいま計画しているところです。
近世仏教研究の若手ホープであられた西村先生のご論考はどれもたいへん刺激的。
なんとか今年中の刊行をめざしておりますので、どうぞご期待下さい!T


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