地下ショーウィンドウ
2017年 03月 16日 (木) 17:43 | 編集
春まだ浅い今日このごろでございますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、今月も地下ショーウィンドウの展示替えをおこないました。
テーマはずばり、「法蔵館 春の新刊まつり」です。

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展開書籍は以下のとおりです。
①『唐代仏教美術史論考―仏教文化の伝播と入唐交流―』
   大西磨希子著 本体価格12,000円+税

②『バッティの美文詩研究―サンスクリット宮廷文学とパーニニ文法学―』
   川村悠人著 本体価格14,000円+税

③『虚妄分別とは何か―唯識説における言葉と世界―』 
   小谷信千代著 本体価格6,000円+税

④『華厳教学成立論』
   織田顕祐著 本体価格12,000円+税

⑤『南山進流 声明大系 全二巻』
   潮 弘憲著 本体価格28,000円+税

⑥『仏教史研究ハンドブック』
   佛教史学会編 本体価格2,800円+税

⑦『広島戦災児育成所と山下義信―山下家文書を読む―』
   新田光子編著 本体価格2,800円+税

⑧『戦時日本の大学と宗教―シリーズ 大学と宗教Ⅱ―』
   江島尚俊、三浦 周、松野智章編 本体価格3,500円+税

⑨『ことばの向こうがわ―震災の影 仮設の声―』
   安部智海著 本体価格1,100円+税

⑩『密教美術の図像学』
   森 雅秀著 本体価格20,000円+税

⑪『中世叡尊教団の全国的展開』
   松尾剛次著 本体価格12,000円+税

⑫『中世後期 泉涌寺の研究』
   大谷由香著 本体価格6,000円+税

年度末にかけて、法藏館では多くの新刊を刊行しています。
是非、書店で手にとってご覧くださいませ。

営業部H

潮弘憲先生密教学芸賞受賞祝賀会
2017年 02月 22日 (水) 15:04 | 編集
2月22日、潮弘憲先生の密教学芸賞受賞祝賀会がありました。

『南山進流 声明大系』全2巻(1200頁、本体28000円)の編集は、
この祝賀会に間に合わせるために、ラストスパートをかけていたのですが、
おかげさまで、2月20日に無事、製本所より納品。
担当者としては、ホッと安堵。
会場にテーブルをつくっていただき、無事、ご参会の皆様にご披露することができました。

そもそも、音や声を言葉で説明するというのは、極めて困難。
にもかかわらず、なぜ、このような書が必要なのか。
下記の、潮先生の序文(一部抜粋)に、その思いがあらわれている。

「法会とは三宝または亡者に対する供養である。その供養の原語は梵語pUjで、尊敬する、崇拝する等の意味がある。もちろん声明も供養のためであるので、尊敬の念、敬いの念をもつてお唱えしなければならない。ところが、近年、声明のごく一部であるが、曲節が異なり合わないために、法会が雑然とし厳粛さに欠け、諸尊への供養にならないのではないかとさえ思える場面がしばしばある。(中略)
 そこで、三宝への真の供養のため、また法会で参詣者が諦聴(十法行の一)すなわち心を込めて声明を拝聴して信仰を倍増していただくためにも、進流の声明がどこの地域の法会であっても、そこで唱えられている声明にぴたりとそろえられるように、筆者のわかる範囲内で、異なる曲節のみであるが、数説をあげ校合させていただいた。
 向後、この本書が南山進流声明の興隆の一助になれば、著者として法幸この上もない次第である。」

諸尊への供養の声、参詣者の信仰心を倍増させるはたらき。
編集のご縁をいただき、心を澄ませて聴聞してみたいと思っている。
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編集T

地下ショーウィンドウ
2017年 02月 17日 (金) 14:47 | 編集
みなさま
暦の上では春に入りましたが、まだまだ寒い日が続いております。いかがお過ごしでしょうか。

さて、今月も地下ショーウィンドウの展示替えをおこないました。
テーマは「現代語訳で読む聖典」です。

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展開書籍は以下の通りです。

【最新刊!】
①『仏教史研究ハンドブック』 佛教史学会編 本体2,800円+税
 各地域・各時代の仏教史をコンパクトにまとめた入門書。これで聖典の成立背景や意義、内容もおさえられます。
②『新訳 往生要集 上』 源信著 梯 信暁訳 本体3,200円+税
③『新訳 往生要集 下』 源信著 梯 信暁訳 本体3,200円+税
 日本浄土教に大きな影響を与えた『往生要集』を新たにわかりやすく現代語訳した1冊。
【好評既刊】
④『ブッダの教え スッタニパータ』 宮坂宥勝著 本体7,600円+税
⑤『現代語訳 南海寄帰内法伝』 義浄撰 宮林昭彦、加藤英司訳 本体9,000円+税
⑥『現代の聖典 蓮如 五帖御文』 細川行信、村上宗穂、足立幸子著 本体3,000円+税
⑦『現代語訳 観無量寿経・阿弥陀経』 高松信英著 本体1,600円+税
⑧『現代語訳 大無量寿経』 高松信英著 本体1,600円+税

原文のままでは難しい聖典も、現代語訳ならばその内容や教えを味わうことができます。
上記書籍は総て店頭に並んでおりますので、興味をもたれた方は是非店頭へ足をお運びくださいませ。

営業部H

柳田聖山語録(その6)
2017年 02月 01日 (水) 20:09 | 編集
「歴史は、個人が負えるのか」

戦争責任の話。
臨済宗は、臨済号という名の戦闘機を寄贈した。
戦後、そうした宗門の戦争協力もふまえ、市川白弦の提言をはじめとして、
自宗の戦争責任について初めて言及したのが、臨済宗だ。
そうした過去に対する自己批判の姿勢が、
あるべき仏教者の姿勢として賞賛され、
今でもひとつの指針になっているようにも思う。

だが、柳田先生は言う。
「ならば、もくもくと南方の遺骨を拾い続ける山田無文はどうなのだ。
過去の批判と、骨を拾うのと、どちらが仏教者として貴いのだ」
もちろん、そんなことを問われても私に答えるすべもなく、
困って黙していたときに言われた一言が
「歴史は、個人が負えるのか」。

答えはない。けれども、いまだにずっと心にひっかかっている。

編集T



関心と知識の交点
2017年 01月 30日 (月) 19:34 | 編集
今日は、大内典先生に同行させていただき、一路、大阪へ。
大内先生のご研究に関心をお持ちになられた方に頼まれて、
ご紹介にあがったのだ。

音とモノとネットワークの文化史。
両者の関心と知識が惜しげもなく出しあわれ、
研究の視点がみるみる開かれてゆく。

優れた聞き手でもある研究者と優れた聞き手でもある読者が出会えば、
こんな化学変化が起こるのか!
すごい現場に立ち会えた。役得の一言。
できうることならば、自分も優れた聞き手としての
編集者になりたいものだと強く思ったのでした。

編集T

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