ああ、息子…。⑤
2016年 03月 17日 (木) 11:22 | 編集
桜のつぼみも膨らみ、春の訪れを感じる今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて。愚息どもの通う小学校では、年末に保護者と担任の先生との個人面談があります。その際、担任の先生の手元には毎年、生徒たち自らに書かせた「4月からの自分を振り返って」というシートがあり、それを元に話をするのですが、その中に「友だちの名前を書きましょう」「いつも友だちと何をして遊びますか」という項目があります。1年生から3年生まで担任の先生は毎年変わっているのですが、愚息その1の場合どの先生も困惑気味に、あるいは言葉に詰まるのがこの項目です。

「あの…、別に仲間外れとか、イジメがあるとか、そういうわけではないのですが……」

そう。愚息その1は、この項目を3年連続で空欄で出したのです(厳密には、昨年は双子の相方である愚息その2の名前だけを書いた)。1年生の時にはさすがに、わたくしも心配したのですが、3年生になった今年は最早先生が気の毒になってしまいました。ええ。分かっているんです、先生。皆まで仰らなくても。

それは、愚息その1が熱を出し、病院に連れて行った時のこと。病院の待合室で、同じ年恰好の男の子が愚息その1に手を振ってくれ、愚息その1も手を振りかえしました。

「お友だち? なんていうお名前?」
「知らん」
「いや、今、手を振ってくれたし、振りかえしたよね?」
「ええっとね。『友だち』じゃなくって、『顔見知り』」

……。顔見知りって……? 思わず尋ねますと、愚息その1曰く。

「廊下とかで会ったら、立ち話するだけだよ。クラスも違うし」

……。立ち話って……? 
あまりに無邪気に答える愚息その1に、以来、わたくしは、彼の「友だち」の定義は厳格なのだと思うことにしました。ただ、やはり彼の将来に一抹の不安を感じるわたくしです。


編集O
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