奇抜な行動に憧れる
2015年 01月 09日 (金) 17:45 | 編集
1月9日は「一休の日」なんだそうです。
たしかに「19」で「いっきゅう」ですから納得です。

一休さんといえば、アニメで有名であのOPを想像される方も多いでしょう。
この一休さんのモデルは室町時代に実在した一休宗純という臨済宗大徳寺派のお坊さんです。

アニメではかわいらしいトンチで私達を楽しませてくれる一休ですが、実際はかなり奇抜な行動で周囲を驚かせていた人物だったようで、多くの逸話が残されております。

例えば、みなさまお正月が「めでたい」ということに疑問を持たれたことは無いかと思います。
ですが、一休は周りが「おめでとうございます」と言い合う中、ドクロのついた竹棒を持って「ご用心、ご用心」と叫びながら街中を歩き回り、周囲から「縁起でも無い!」と煙たがられたという逸話が残っております。

この他にも、お坊さんながら飲酒・肉食をおこなったですとか、汚い話で恐縮ですが、お地蔵さんに小便をかけただとかが残されております。

「お坊さんなのに、けしからん!」そう思われた方も多いでしょう。
ですが、一休はある意味これで正解だったのです。実は禅宗には、「風狂」の思想というのが存在します。つまり、禅宗では仏教的に常識外れ(破戒)的な行動を肯定的に捉える発想が存在しているのです(有名な風狂僧としては七福神の布袋さんがそうです)。

ですから、一休の行動というのは禅宗的にみるとある意味正しかったと言えるんです(納得はいかないでしょうけど…)。
一休は行動でこれを体現しましたが、禅宗画でも、いわゆる「変人」がよく登場します。ここから、禅僧たちがこういった「変人」にある意味「憧れ」ていたのではないか、と言われたりしています。

とりとめのない話をいたしましたが、これで少し禅宗にも興味を持っていただければ幸いです。

編集M

※今回は色々奇抜な面だけをピックアップした一休ですが、彼は大徳寺の住持(住職)に任命されて、大徳寺の復興に努めたりとしっかりお坊さんとしても功績を残しています。
※今回の記事は皆様に奇抜な行動をおすすめするものでは決してありません。
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