桜井俊彦先生と慰労会をしました
2017年 10月 27日 (金) 16:30 | 編集
桜井俊彦先生のご著書『インド仏跡ガイド』『やわらか子ども法話』につづき、このたび、桜井鎔俊先生の名著『教行信証を読む』に索引を増補した、『新装増補 教行信証を読む』(2400円、2017年10月刊)刊行を祝って、各編集担当者および、社長・編集長もお招きいただきての慰労会がありました。

場所は、京都の出町柳にある印度料理店「MAAYA(マーヤ)」

今年の2月、桜井先生がインド仏跡旅行に行かれたとき、宿泊したホテルでたまたま出会ったのが、MAAYAのオーナーさん。
これまた、たまたま桜井先生が持っていた『インド仏跡ガイド』のチラシと書籍を渡したら、ホテルに置いてくださったというご縁で、このたび、打ち上げの会場になりました。

桜井先生は常に、財布や鞄の中に、チラシを入れて持ち歩き、つきあいで飲み屋に行かれても、さっと出して、10冊注文をいただいて来られたり、頭が下がるほどの営業をしてくださる先生です。
この日は京都でお泊まりになり、翌日は、ご出身地である石川県に赴かれ、北國新聞社の取材を予定。新刊紹介記事を掲載していただけることになっているそうです。さらに、七尾の方まで足を伸ばして書店営業にも行って下さるとか。

先生がおっしゃられるには、仏教を伝えたい一心とのこと。しかも、できれば子どもの頃から仏教の教えに触れてもらいたい。
大人になって変な政治家になってからでは遅いから・・・と、冗談めかしておっしゃっておられました。
その一心には、本当に、頭が下がる思いです。版元としても、うかうかしていてはいけませんね!

編集T




桜井俊彦先生と打ち上げ


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姫路皮革物語
2017年 04月 14日 (金) 16:55 | 編集
昨日、林久良先生がご来社くださり、『姫路皮革物語――歴史と文化』をご恵贈たまわった。

なんと、写真掲載されているものは、すべて林先生ご自身のコレクション!
江戸時代から昭和までの、姫路が誇る皮革製品が写真掲載されている。
鎧甲冑などの武具、馬具、胴乱、一つ提げ、道中傘、薬箱、藩札入れ、
文庫、文筆入れ、たばこ入れ、張扇、ランドセル、野球ボールなどなど。
これらすべてが、林先生のコレクションというのだから、驚きである!

明治期には、姫路の皮革技術は、万国博覧会で世界から高い評価を受ける。
・ウィーン万国博覧会(1873年<明治6>)
・フィラデルフィア万国博覧会(1876年<明治9>)
・パリ万国博覧会(1878年<明治11>)
・シカゴ・コロンブス万国博覧会(1893年<明治26>)
・パリ万国博覧会(1900年<明治33>)
・アメリカ・セントルイス万国博覧会(1904年<明治37>)
つい最近も、大英博物館で展示をしないかという話もあったようだ。
(残念ながら、実現しなかったらしい)

皮革史の研究は、じつはあまり進んでいないとのこと。
技術と歴史の両軸に立った皮革文化史の研究が出てくると
複雑で豊かな文化の一面が見えてくるのだろうなあと思う。

 *

さて、林先生といえば、『仏教にみる差別の根源――旃陀羅―餌取法師の語源』(1997年、明石書店)
の著者であり、法蔵館とは少なからずご縁がある。

「是旃陀羅」の語をめぐって関係各位が差別克服に向けて取り組んでこられた中で、
香月院深励『観無量寿経講義』を法蔵館が断り文なしに復刊したことが、どのような意味をなすのか、
その出版姿勢を厳しくお叱りになられた方である。
そのご論考を繰り返し読み、事情と経緯を学び、
2016年7月20日付けで、「編集室のブログから」に一文を掲載させていただいた。
http://hozokan.blog67.fc2.com/blog-entry-1609.html

林先生は、これを読んで、法蔵館にお電話をかけて下さったとのこと。
そして、じっさいにお会いすることができたわけである。
編集者冥利につきるご縁である。

編集T



姫路の皮革物語


共同通信社さんの取材を受けました
2017年 03月 23日 (木) 17:50 | 編集
本日、共同通信社文化部の記者さんがご来社。
「ルポ潮流」という企画で、京都の出版社のひとつとして、法蔵館を取材してくださりました。
せっかくなので、江戸時代~明治期の版本をご覧いただき、
板木蔵もご案内しましたところ、初めてご覧になられるということで、
「うわぁ!すごいですね!」と歓声をあげておられました。
記事の配信は4月の上旬予定。
全国の地方紙に順次掲載されると思います。
思いを人に話すことで、改めて自分のことがわかるということがよくありますね。
優秀な記者さんの鏡に映し出された法蔵館がどのように映るのか、
記事がとても楽しみです。
編集T
取材中の共同通信社さん



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地図のない仕事と売れない本
2017年 02月 13日 (月) 15:54 | 編集
先週は、2件、出版のご相談を受けた。
どちらも地図のないところを踏査し、誰も知らないことを調べるという
まだ誰もやっていないご研究(踏査)のお話であった。
実際のお会いして、そのお原稿を前にし、その途方もない迫力にただただ感嘆した。

出版の価値はいろいろあると思う。
時代の最先端を切ってみせるベストセラーになるような話題書もあれば、
読者が500人にも満たないような地道な研究成果を示す本もある。
地道な踏査や調査報告や翻刻作業などなどの研究成果がピラミッドの底辺だとしたらば、
それを元に論を展開する研究書がその上に乗っかり、
それを一般知識人向けに編み直した準学術書が生まれ、
そして、それらの研究成果をたぐいまれな才覚で
一般書を書き上げる著者もおられるだろう。
そして、そのどれもに出版の意義があるのだ。

しかし残念ながらピラミッドの基底となる研究書は必ずしも売れるとは限らない。
いや、むしろはっきり言ってしまえば、ほぼ売れないのである。
でもこの基底部分をなす研究書を刊行し続けないと
その上に成り立つはずのピラミッドが貧弱になる。

学術出版社のはしくれとしては、こういった基底部分の研究成果を
歯をくいしばってでも何とか出版し続けていきたいと考えている。
それが長い目で見たときに、研究が進展し、学会が活性化につながり、
ひいては、学術書が少数ながらでも売れる
文化の維持につながることだってあるかもしれない。
もっといえば、法藏館で本を出したいと思って下さる
気鋭の若手研究者も現われるかも知れない。

こんなことを考えながら売れにくい学術書を出し続けておりますので、
渾身の論考をまとめられた皆様、どうぞ法藏館にご一報下さいませ。

編集T



潮弘憲著『南山進流 声明大系』2月下旬刊行!
2017年 02月 09日 (木) 16:32 | 編集
2月2日のブログで、白焼き状態でしたが、2月8日に刷りとりの段階まで進みました。
印刷所で刷了となり、1台16頁分に折った状態です。これから製本にかかります。
2月22日の出版祝賀会が、ご披露の場となるかと思います。
販売はそれ以降の予定となっておりますので、ご予約下さいました皆様、
どうぞご期待下さいませ。

【余談】
さて、製本前のこの段階に印刷のミスなど発見すれば、
工程を一時ストップさせて、その訂正の台だけ修正、印刷し直すことができます。
リスクは最小限。
でも、ひとたび製本にかかってしまえば、そうはいきません。
それもあって、印刷所は必ず製本直前の刷りとりを持ってきて下さるわけですが・・・・・・。
何かあったらどうしよう、いや、もう何かあってもしょうがないや
という気持ちもわいてきて、なかなか真剣に見られないものです。
たいていは、何もないものなのですが、何年かに一度、
ここで発見しておけばよかったー! 
という印刷事故も、実はあるのです。
どうか何事も起こりませんように。
編集者は最後の最後までドキドキしています。

編集T

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