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「お寺嫌い」から仏教研究者へ 碧海寿広先生
2018年 09月 12日 (水) 22:11 | 編集
碧海寿広先生プロフィール:一九八一年生まれ。龍谷大学アジア仏教文化研究センター博士研究員。著書に『近代仏教のなかの真宗』、共編に『清沢満之と近代日本』、共著に『近代仏教スタディーズ』(いずれも法藏館)など。


 今回ご紹介する碧海寿広先生は、法藏館から『近代仏教のなかの真宗』を刊行されて以降、『入門 近代仏教思想』(ちくま新書)や『仏像と日本人』(中公新書)といった一般向け書籍を上梓。各所で講演を行うなど、近代仏教の「布教」にも積極的に取り組んでおられるお一人だ。

元々はお寺が苦手だった……。

 先生は大谷派のお寺のご出身。幼い頃から仏教が身近にあった環境が、今の研究につながったのだろうか。「実は宗派やお寺にはかなり苦手意識がありました。なかなかその文化に馴染めず、いつか外に出てやろうと常に考えていましたね(笑)」。
 お寺の文化に馴染めずにいたところに転機が訪れた。それが、現在も評論家として活躍する宮崎哲弥氏の著作を読み、講演を聴いたことだったそうだ。「講演などで宮崎さんが「仏教は面白い」と仰ってたんです。それまでも読書は好きで仏教関係の本は読んでいて、知識だけはありましたけど、その宮崎さんの考えに背中を押されて、本格的に勉強してみようと思いました。ただ、やはりお寺や宗派からは離れた仏教研究をしたいなという思いがあったので、興味を持ったのが「お寺から飛び出した仏教」とも言われる近代仏教だったんです」。

曖昧な部分こそ魅力であり、本質?

 では、先生にとって近代仏教の魅力はどこにあるのだろうか? 
 「近代仏教って色んなものを媒介にして、曖昧に広がって今日まで続いている部分があるんですよ。例えば仏像を鑑賞するという今僕らが何気なくする行為だって近代仏教の産物で、そうみていくと、『見仏記』や『マイ仏教』のみうらじゅんさんは、和辻哲郎らの系譜に並べることができるかもしれない。このように今、意識はしないものの、確実に続いているものがあって、時には意外なところにつながってしまうというところが大きな魅力かなと思いますし、こういった曖昧な部分こそ、近代仏教の本質だと思います。もちろん、教団の中には明確な形で現代まで続いている教えや活動もあり、それもかなり重要なのですが、でもそれは近代仏教のすべてじゃなくてほんの一部にすぎません。むしろ外に広がっていった部分をみることこそ、より重要と考えています。だから今後は教団内に残る明確な部分だけでなく、そういった曖昧な部分をとらえていく研究がもっと出てきてくれることを願っています」。
 先生の言葉からは、お寺への苦手意識が、近代仏教という領域ではむしろ原動力のような役割を果たしてきたようにも思えた。最後には、今後について「その曖昧な部分について、学界だけではなく、一般の読者の皆さんと共有できるような仕事を進めて行きたい」とも語ってくれた。今後もその斬新な視点で、私たちの好奇心を刺激してくださることだろう。


碧海寿広先生
教団・宗派に縛られない近代仏教の多様な姿を広めていきたいと語る碧海先生。インタビューでは、宗派の今後に留まらず、法藏館の未来にまで話が及びました(龍谷大学大宮 白亜館にて)。

148『ひとりふたり‥』2018 報恩講号「著者に会いたい」に掲載。

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ドキュメンタリー映画『TRES JOIAS(トレス・ジョイアス)――多文化社会で輝く仏教』の上映会
2018年 09月 11日 (火) 23:37 | 編集
ドキュメンタリー映画『TRES JOIAS(トレス・ジョイアス)――多文化社会で輝く仏教』の上映会を、下記のとおり企画いたしております。
奮って、足をお運び下さい。

日 時:10月14日(日)12時00分開場、12時30分開演(17時終了)
会 場:龍谷大学 響都ホール校友会館
   (JR京都駅から徒歩1分、アバンティ9階)
入場料:1,000円

【映画内容】各60分×3章

第1章 ブッダ――僧侶になったブラジル人――
「ブッダ 〜僧侶になったブラジル人〜」の主人公はアジア各地からブラジルに仏教の種が持ち込まれた輸入仏教期の教団に育てられ、今やブラジルを代表する僧侶となった様々なバックグラウンドを持った5人のブラジル人僧侶(真宗大谷派南米本願寺の釈利満師、曹洞禅系ブラジル禅の孤圓師、チベット仏教ニンマ派系CEBBのラマ・パドマ・サンテン師、チベット仏教ゲルク派系ダルマセンターのラマ・ミシェル師、浄土真宗本願寺派ブラジリア本願寺の釈清師)。その求道の軌跡、仏教観に迫ることで、ブラジル仏教の成熟の背景を探る。
  
第2章 ダルマ――伝道の水脈――
「ダルマ 〜教えの伝達と実践〜」では仏教伝搬に携わる民間の仏教徒の活動を追う。医師として活動する傍らポルトガル語で数々の仏教書籍を刊行してきたボディーガヤ出版社代表・エニオ・ブルゴス氏、仏教雑誌『BODISATVA』の編集長と禅団体VIA ZEN(禅道)の会長を勤めたジョゼ・フォンセッカ氏、仏教哲学の分野で仏典翻訳を行うジョアキン・モンテイロ博士、ブラジルの仏教書出版社としては最もよく知られるパラス・アテナ出版社代表のリア・ディスキン氏、禅マイトレーヤ研究所で仏教文化の研究育成を続けるセルソ・マルケス氏へのインタビューからブラジルでの仏教伝道の道筋や課題を描く。

第3章 サンガ――多様性を生きる――
「サンガ 〜多様性を生きる〜」では仏教コミュニティのあり方や社会との関わりを、新旧の団体に見る。2015年に首都ブラジリア連邦区の歴史文化遺産に認定されたブラジリア本派本願寺、曹洞宗南アメリカ国際布教総監部が所在するサンパウロの南米別院佛心寺とリオグランジドスル州の禅団体VIA ZEN、現在ブラジルで最も成長する仏教団体の一つCEBB(Centro de Estudos Budistas Bodisatva)だ。浄土真宗、禅、チベット仏教系の3つの仏教コミュニティを通してブラジルのサンガの現状と展望を考察する。

【問い合わせ先】
入場券は、法藏館書店店頭でのみ取り扱っております。
電話、FAX、メールでお問い合わせ下さい。

電話:075-343-0458
FAX:075-371-0458
E-mail:info@hozokan.co.jp
(担当:下野)

または、当日、会場にて現金でお支払い下さい。

ドキュメンタリー映画『TRES JOIAS(トレス・ジョイアス)紹介WEBサイトです。
WEBドキュメンタリーTrêsJoiasについて


第69回日本印度学仏教学学会書籍販売の模様を映像化
2018年 09月 10日 (月) 23:01 | 編集
さる9月1日、2日に東洋大学で開催されました。


第15回文化講演会開催のお知らせ
2018年 09月 07日 (金) 22:19 | 編集
第15回文化講演会チラシ表
第15回文化講演会チラシ裏


『柳宗悦と京都』で法藏館が紹介されました。
2018年 09月 06日 (木) 22:19 | 編集
柳宗悦と京都表紙
法藏館掲載ページ


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